ギミックなしで、インビジブルデック現象を! そんなことが?・・・ 可能です!
名作のギミックデックはたくさんありますが、恐らく一番多用されるものが インビジブルデックなのではないでしょうか?
マジシャンなら、1度は手を出すギミックデックです。
でももし・・・このトリックが完全にレギュラーのデックで もっと言えば、借りたデックで演じられるなら、その方法に興味がありませんか?
そんな方法が公開です!
アンバウンド、もうギミックを使う縛りが無くなりました。
手順としては
デックをよく混ぜてもらい、相手にフェイスを向けて広げていき1枚を 目で見て、しっかりと覚えてもらいます。
その後で演者はデックをシャッフルし、想像の中で1枚のカードだけ 逆向きにすると言います。
そして、相手に覚えたカードを聞き、デックをスプレッドしていくと なんと1枚のカードが裏向きになっています!
そしてそのカードを表向きにすると、相手の覚えたカードです。
今までにも、同様のトリックは存在しています。 例えば、マイケル・クロースのDVD「Workers」の1巻でも レギュラーデックで演じる手順を解説しています。 (現在はダウンロード動画で購入可能)
ただし、それなりの準備が必要になってきます。
今回の方法は全くの即興、借りたデックでも演じられます。 何も足さず、何も引かず、何も記憶せず そのままのレギュラーデックで演じられます。
原理の理解は比較的簡単だと思います。 ある意味図々しいと思われるくらいに、ストレートですが ベースになっているのは、エルムズレイ氏のトリックで それをアラン・アッカーマンが改案したそうです。
以前エルムズレイ氏が来日した際に参加していたのですが レクチャーでこのトリックを演じ、直後に解説を聞いて「そりゃ無茶だ!」 と思いました。 (ただし、エルムズレイ氏はウィスキーをショットで飲みつつ演じていました(笑))
その手順から比べたら、今回の手順は練習次第で十分に演じられるものでしょう。 難しいテクニックというよりも、正確にカードを扱うことが要求されるかと思います。
正直、インビジブルデックの現象の直後、デックの中に処理しなければ いけないものが若干残ります。
自分のデックだったら、このままケースにしまえばいいのですが 借りたものだと、最後のクリーンナップまでしたいですよね。
素晴らしいのは、最後完全にクリーンナップ処理をする手順まで きちんと作られていて、もちろん解説されています。
インビジブルデック現象に引けを取らない、不思議な現象を起こし そしてデックは完全にクリーンナップされるのです。
つまりはデックはスタートの段階で完全に確認されたものであり 現象が終わったら、完全にエンドクリーンな状態で相手に返せます。
ランニングタイムは2時間程度。みっちりと、このトリックを学べます。 解説は英語ですが、かなりじっくりと解説してくれますので 動きから学ぶことは可能でしょう。
DVDのチャプターは以下のようになっています。

考案の簡単な歴史や、手順の解説 クリーンナップの手順などがあります。

別バージョンの演じ方や演じるタイミング、角度の注意点 その他アイデア、アッカーマンとの対談もあります。
 アッカーマンの手順の解説や、ファロー・シャッフルに関しての コツなどにも触れています。
1トリックに対して、腰を据えてじっくりとDVDを作った感じが ありますでしょ?
カード好きの方なら、満足いただけるDVDだと思います。
内容品:演技&解説DVD(英語) |