あなたの想像を超える、内容の濃さになっているはず!
根っからのファンが生まれるくらい、内容の詰まった冊子である「魔法修行」シリーズですが 今回で第9号となりました。
毎回即効性のあるトリックから、レストランでの経験談や失敗談まで。 薄い冊子でありつつも、幅広い内容で楽しめるものです。
今回も、その期待を裏切りません。
シックスセンス 綾部祥巳さんの作品で、ベースのトリックは古典のもの。 箸やペンなどを握っておいて、手を広げると落ちないというもの。
もちろんマジックを少しやっている人なら、あああれね!となるものですが そこからさらに一ひねりです。
マニアも思わず「えっ!!」となる動きが行われます。
タネを知って、また楽しく誰かに思わず演じたくなるトリックです。
25円トリック&CCA 東京理科大学の学生である、今西章さんの作品です。
カジュアルに演じられるコイントリックを2作品提供してくれています。 コインの変化現象のトリックと、連続しての移動現象のトリックです。
実際に彼の手を見ていると、本当にきれいに技法を行います。 基本的な技法がうまいので、どのトリックを見ていても、留まることなく 流れるような演技をしてくれるマジシャンです。
テーブルホッピングのすすめ 今回は、言葉の重みに関して。
たった一言で場が盛り上がる場合もあれば、一気に盛り下がることもあります。 気のきいた一言を、あらかじめ自分の引き出しに入れておくことは ホッピングの場では大切な作業になっておきます。
最後の1色 ホッピングファイルは、お札を使ったギャグのネタ。
今までに庄司氏が演じているところを何度も見てきましたが はずしていることを見たことがありません。
「お札は13色使って作られているそうなのですが、どんなに頑張っても12色しか 見つからなかったんです、でも・・・」 といった流れで始まり、途中までお客さんは本当に信じているのですが 最後にどんでん返しです。
準備も簡単ですので真剣なネタの間に、ぜひ演じてみてください
QUAD 非常にシンプルな4枚のカードのプロダクションです
ベースになっているのは、ランディ・ウェークマンのトリックです。 観客の分けたパケットのトップにAが現れるというものです。
もちろん、この手のトリックはたくさんありますが、非常にシンプルで 大胆な方法で達成しています。
ワイズ・ディライト ゆうきとも氏の、巧妙なカードスイッチの技法です。 フォローザリーダーなどに使用できる、便利な技法になっています。
この技法にたどり着くまでの、クレジットそのものが非常に勉強になり あらためて、確認してみよう、と思う方も多いでしょう。
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