この人は、いったいどれくらいの作品をリリースすれば気が済むのか・・・
毎回実践的なDVDをリリースするRSVPですが、2015年一発目は ジョン・ケアリーからスタートです。
タイトルだけ読むと「クラシックカーニー」って読みそうになりますが 「クラシックカーニー」はこちらのDVDですので、御間違いなく(笑)。 ⇒ 「クラシックカーニー」
今回も、比較的簡単で、効果的なトリックが13個解説されています。 観客役の女の子が、少々リアクション薄い時もあるのですが まあ、シャイな女の子なのでしょう(笑)。
まずは動画をご覧ください。
1. If we could turn back time 時間をテーマにしたちょっとしたトリック。 好きな時間を思ってもらい(例えば8時) その枚数目のカードを覚えてもらいます(8枚目のカード)。
そのカードを相手の手に置いて、残りのデックを上にかさね おまじないをかけると、覚えたカードがボトムにありません。
再度、相手の好きな時間の枚数目を見てみると その位置に戻っています。
トリックはシンプルですが、カードのピークからミスコールを 利用して錯覚させるなど、面白い流れになっています。
2. A little oil, a little water オイルアンドウォーターですが、通常とは逆に枚数が増えていきます。
赤、黒のカード4枚ずつを出してオイルアンドウォーター現象を 行っていきます。最初は1枚、そして2枚で、3枚では 再度混ざるという事も。
毎回異なる方法で行っている凝った手順です。
3. Think n synch revisited 相手が自由に決めたカードをマジシャンのカードが シンクロニシティを起こします。
デックをよく混ぜて、数枚を取り上げてもらいます。 枚数を数えて、マークを自由に決めてもらいます。 これで1枚のカードがまったく自由に決まったことになります。
マジシャンはデックを取り上げ、表を見て1枚のカードを 取り出すと、シンクロニシティが起こります。
全く質問も無いように見えて、巧妙なエキボックで現象を達成しています。 動画だけだと理解しにくい可能性がありますので、補足原稿を お付けいたします。
4. Paradox 既に1枚出して置いたカードが、観客の覚えたカードだった という「ミステリーカード」の手順。
ある意味大胆ですが、非常にストレートな方法です。
5. A card and a number エニーカード・エニーナンバーの実用的な手順です。
1枚を自由に覚えてもらい、デックに戻し混ぜますます。 そして、好きな数字を言ってもらい、デックのトップから 表向きで配り、言った数字の所のカードは裏向きにします。 残りのカードも表向きで見せいくと、覚えたものはありません。
裏向きのカードを確認すると、確かに覚えたカードです。 少々難しい部分もありますが、非常に実用的で巧妙です。
6. You and me! カードのトランスポジション現象です。
1枚のカードを自由に選んでもらい、表にサインします。 裏向きにして相手に持っていてもらい、マジシャンの ラッキーカードを相手に探してもらいます。
カードを1枚ずつ配り、自由な所で止めてもらいます。 ラッキーカードだったら不思議ですね、と言い表向きにすると 先ほどのサインカードです。
手持っているカードを見ると、マジシャンのラッキーカードに なっています。
ポールウィルソンの巧妙な技法を利用して、1枚のカードを フォースしますが、この方法は色々と使えます。 リーアッシャーも得意にしているテクニックです。
7. Personal Ambitions アンビシャスカードなのですが、4枚のカードで次々に アンビシャスカード現象を行い、最後は4枚いっぺんに行われます。 ちょっと変わった手順です。
毎回ちょっとずつ違う方法でアンビシャス現象が起こるので 楽しめる手順です。
8. Y.A.F.T! トライアンフの手順なのですが、現象が起こった際に 「そうだったのか!」となる面白さがあります。
ケースからデックを取り出すと、1枚が裏向きになっています。 「おっと、ごめんなさい」と言って、そのカードの表を見せずに 向きを直して、1枚を選んで覚えてもらったら、デックに戻します。
デックを混ぜて、ケースにいれたら、時間を戻すと言います。 そしてケースからデックを取り出すと1枚がひっくり返っています。 カードを見てみると、覚えたカードなのです。
ちょっとした演出の差なのですが、最初にデックを出した際の 意味が分かった時のしてやられた感も楽しいです。
9. Just think... ミステリーカードの別法です。 難しくなく、非常に実用的な方法で達成しています。
10. Just Whisper カードの変化現象です。 1枚のカードを選んでもらい、デックに戻します。 よく混ぜてから、3枚のカードを裏向きで確認します。
3枚ともジョーカーなのですが、そのうちの1枚が 相手の手の中で、覚えたカードに変わってしまいます。
難しくないテクニックで、見事に達成しています。
11. Trilogy ジョーカーによるサンドイッチが、3回行われますが 3回目はちょっとひねりが効いています。
ジョンバノンのアイデアで、とても図々しい方法を使い アリバイ工作を行っています。
12. Open for business... ストップトリックとオープンプリディクションを 足し合わせたようなトリックです。
相手に適当なカードを1枚言ってもらいます。 そして、相手にデックを渡してよく混ぜてもらいます。
1枚ずつデックのトップから表向きにしつつカードを配っていき 適当な所でストップをかけてもらいます。
そのカードのみ裏向きでおき、残りは全て表向きにします。 裏向きのカードを確認すると、相手の言ったカードなのです。
タイミングはちょっとシビアですが、非常に巧妙に テクニックを使って達成しています。 全ては急がずに行えて、観客が疑念を持つタイミングはありません。
13. Mental projection ブランクのカードに相手が選んだカードが 印刷されています。
シンプルながら、相手の手の中で変化するため インパクトは大きいでしょう。
一部トリックを確認すると、補足の解説があったほうが分かりやすい 物もありますので、I−MAGICオリジナルの補足原稿を お付けさせていただきます。
メンタルのトリックでは、状況によって最後の現象が変わるものがあるのですが DVD中でサラリと説明されているだけですので、聞き逃してしまう方も いると思います。補足原稿があればそういった不安もなくなるでしょう。
ぜひお楽しみください。
<内容品>
演技&解説 DVD(英語)
日本語補足原稿(独自サービス) |