水と新聞紙と言えば、かなり昔からあるトリックだと思います。
むしろ、最近マジックを始めた人は
見たこともないものかもしれないために
「古臭い」などと感じてしまうトリックになってしまっている
可能性もあります。
実際には、一般の方を相手に演じた場合には
十分にリアクションの来る、いいトリックです。
ただ、今回はさらに一ひねりして
ちょっぴり不思議度が上がっています。
商品名はペーパーインク、動画をどうぞ。
マジシャンは3色の水をそれぞれ、新聞の中に入れてしまいます。
不思議なことに、新聞から水が染み出てくることもありません。
ゆっくりと新聞をひっくり返しますが、まったくこぼれてこずに
新聞を広げても何もありません。
再び元の状態に戻して、傾けると水が新聞紙から出てきます。
しかも、3色の水がまったく混ざらずに
それぞれの色で出てきます!
ステージマジックで「サンズ」というものがあります。
水の中に入れた、3色の砂を再度それぞれの色ごとに取り出し
しかもサラサラに乾いているというもの。
混ぜたはずの物を、それぞれで取り出すという点においては
近いイメージのトリックになるかと思います。
商品は、解説書とギミックが1つです。
演技と解説の動画もあります。
解説書と動画の言語はスペイン語なのですが、基本的に
動画を見ていただければ、扱いは十分に分かります。
今までに「水と新聞紙」のトリックを演じたことのある方なら
基本的には全く変わらない作業なのですが
ギミックの機構や注意点などをI−MAGICが日本語の解説を
作りお付けいたします。
問い合わせたところ、英語版の解説書を手に入れましたので
そちらも念のためにお付けします。
(挿絵などは、そちらをご確認いただくと、セットなどは分かりやすいと思います)
ギミックのサイズはA5サイズ程度なので
あまりたくさんの水は入りませんが
それぞれの色ごとで出てくるために
量は関係なく、不思議でしょう。
動画でもお分かりの通り、新聞のサイズは
いわゆるタブロイド判の少し小さめの方が
ピッタリかと思います。
また、カラーリングブックに仕込んで
色が付いて、再度また色が消える
なんてことも可能です。
ギミックは1つ1つ手作業で作っている物のようですので
個体差があると思います。また商品はギミックのみで
ご自身で新聞やその他の物にセットすることになります。
上手く演じるには、多少の練習が必要ですが
仕掛けそのものが複雑なわけではないので
水の量や、傾ける速度などを練習してみてください。
I−MAGICで繰り返し実験をしてみましたが
恐る恐るやるよりも、ある程度スピーディーに行った方が
最後に液体も混じらないですし、全体としてきれいに見えます。
今までに、新聞と水を演じてきた人なら
余計に不思議に見えると思う、このトリック
是非どうぞ!!
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