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マイク・パワーズと言えば、「デミニッシング・リターンズ」という
商品を思い浮かべる方が多いかと思いますが
マジックの団体であるIBMの機関紙「リンキングリング」において
コラムを長年担当し、特にカードマジックに対しての造詣が深い
研究家としての側面も持ち合わせています。
2019年のF.F.F.F.ではその功績から『Guest Of Honor』を受賞。
そんな彼が、約300ページのハードカバーの本を
リリースしました。
タイトルはテッセラクト
意味は「四次元立方体」という意味だそうです。
(なんでそんな単語が存在するのか、そちらの方が不思議ですが・・・)
ちなみに、図で示すとこういったモノのようです。
(ウィキペディアより)
本題に戻り、彼の書籍に関してですが
まずは動画をご覧ください。
内容ですが、43のカードマジック、4つのコインマジック
1つの輪ゴムとリングのトリック、1つのマネ―マジックが
詳細に解説されています。
カードマジックでも
スマートフォンとの連携でのマジックなどもありバラエティーのある内容です。
準備なしで演じられるカードマジック、あらかじめ準備をしておくもの
などと言った切り口でまとめられています。
他にもFARO SLOUGH OFFを利用するトリックや
物語を語りながら演じるトリック
数学的な原理に基づくトリックなど
面白いまとめ方になっていると思います。
作品の質は非常に良きものだと読んで納得していただけると思います。
一部をご紹介するならば、
***
21 AGAIN/INVISIBLE 21
(現象)
客に7枚のカードの列を3組配らせます。
マジシャンは、有名な「21CARD TRICK」をやると言います。
客に1つのパケットをシャフルさせ1枚のカードを選ばせ
覚えさせたら他のパケットと一緒にして、どこに入れたか判らなくします。
マジシャンは1枚の見えないカードを抜き出して横に置きます。
カードを配ると20枚しかなく、客のカードは見えません。
マジシャンは見えないカードをひっくり返すと、それは突然見えるようになり
客のカードなのです!
(注:スライハンドを使わない別のエンディングも可能です。そのハンドリングも後で説明します)
***
この手順はF.F.F.F.で並み居るマニア、プロをも完全にひっかけたもので
非常に不思議です。
もちろん一般の観客にも演じてみましたが、大きなリアクションがありました。
この作品を知るだけでもかなりの価値があるかと存じます。
また、この本の中でもテクニックに関して解説している
ページがあるのですが、彼自身のサイトにおいて
その動きややり方を動画で説明をしてくれています。
解説されているテクニックにはマークが付いていて
それらに関しては、実際に動画で教えてもらえます。
ただ、基礎技法が中心ではあるので
既に知っているという方も多いかと思いますが。
一部サイトに上がっていなかったテクニックもありましたが
彼に連絡し、確認したところ、足りていないものに関しても
順次サイトに上げていくそうです。
もちろん洋書なので全て英語で書かれています。
今回はマジックの文献を多数翻訳し、長年にわたって
マジックの研究をされている
平賀義達(ひらがよしさと)氏による日本語原稿付です。
尚、マジック手順は全て翻訳してありますが、前文や
一部純粋な数学解説(原文243-249)などは翻訳されていません。
(手順を理解するのは全く支障ございません。)
日本語原稿は、A4サイズで200ページオーバーになりますので
これだけでも、結構な分量になります。
ごく最近出た本なのに、300ページ近い本なのに
こんなにすぐに訳し終わっているのは、ある意味で
とんでもないスピードなのですが・・・
洋書の商品なので、基本的に取り寄せになります。
また日本語原稿に関してですが、書籍をお送りする際に
ダウンロードのURLをお送りさせていただきますので
そちらからPDFをダウンロードしていただく形になります。
ダウンロードの日本語PDFにはパスワードがかかっていますので
パスワードを入力して、ご確認ください。
また原著内で別途動画解説されているテクニックに関して
日本PDFではリンクを付けてあります。クリックすれば
そのまますぐに確認できますので、かなり便利な状態になっています。
テクニックを使う物から使わないものまで
多岐にわたるトリックを楽しめるとも追います。
是非、お楽しみください。
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