イギリスのカードの名手、ポール・ウィルソン氏のDVDです。 派手なエフェクトも、突飛な現象も無いですが、非常に広範な知識から生み出されるさまざまなトリックは、マジシャンさえもきれいに騙してしまうものでしょう。 ベースにしている手順は古典の名作なのですが、演じる際の方法やテクニックにポール氏の考えが盛り込まれ、すばらしい作品に仕上がっています。 もちろんカードだけではなく、コインやリングを使ったトリックを演じています。 いぶし銀のこの演技、どうぞじっくりとお楽しみください。 Volume 1 ・ConCam Rendezvous:お客さんにデックをしっかりと混ぜてもらったにもかかわらず、不可能に見える予言を行います。スタートから非常に不思議なトリックです。 ・Julie’s Number:お客さんにデックを渡し、適当に数字のカードを4枚取り出してもらいます。その4枚を表向きで、デックにバラバラの場所に差し込みますが、表向きのカードはQに変わってしまいます。 ・Zulu Sandwich :お客が選んだ3枚のカードが、2枚のQの間から1枚ずつ次々と出てきます。デックと離れている状態で、3枚を連続的に出現するテクニックはすばらしいです。 ・Fl-Ash :フラッシュペーパーを使ったカードの当てのアイデアです。非常にビジュアルにカードの名前が現れます。 ・Less Is More:Qのカードが何回もデックのトップに移動します。最後のカードがAに突然変わり、残りのQもAに変化しています。 ・Challenge Aces :ポール・ウィルソンが20年レパートリーにしているトリックです。突然4枚のAが表向きで現れます。 ・Gone Wishin’:3枚のコインのバニッシュとプロダクションです。最後には何もは言っていなかったはずのパースに3枚のコインが入っています。 ・ConCam Ring On Stick :リングとウォンドを使った古典的なエフェクトですが、目を疑いたくなるほどビジュアルな現象です。 ・ConCam Monte 一味違ったモンテのトリックです。トリックカードの扱いが非常に上手いですね。(Performance Only) Volume 2 ・Tantalizer Too:確実にお客さんが有利、そして直前に確認したにも関わらず、でもマジシャンが勝ってしまう。古典の作品を一ひねり。 ・Justify Me:非常にダイレクトなコレクター現象。絵札の間にはさんだ3枚のカードが、いつの間にかAの間に移動してしまいます。 ・Mark Of the Gambler:デックの中でのリバース現象が何回も起こります。動きの大きなテクニックを上手く手順に組み込み、カーバーする動きにも意味を与えています。 ・Thinking It Over:心の中で思ったカードのみ、パケットからパケットへ移動させてしまいます。非常に巧妙に、ギミックカードなしてこの現象を起こしてしまいます。 ・Thief Of Hearts:非常にしゃれたカード当て、カップルにぴったりの演出です。不可能な状況下で相手のカードが移動する? ・Matching The Cards:ダイ・バーノン原案のカードトリック。非常に滑らかに演じられていますが、実はスライハンドを巧妙に使いエフェクトを達成しています。ここでのテクニックは、様々に応用可能な古典的なテクニックです。 ・Wilson’s Aces クラシックな4Aトリックですが、マジシャンさえも騙してしまうポールのアイデアが詰まっています。非常に説得力のあるトリックです。 ・Far Too Many Cards:非常にシンプルなサッカーカードトリックです。当てようとして失敗するたびにカードを少なくしていきますが、毎回表向きにするのはエースが出てきます。そして最後にどんでん返しです。 ・A New Wave:この現象を行うには通常高価なギャフコインを使いますが、ポールはレギュラーコインだけで行ってしまいます。面白いムーブですが、非常巧妙で両手を検めつつ、1枚のコインを隠しておけます。 ・Motel History :題名からも分かる方がいらっしゃるでしょう。ホテルミステリーのポールバージョンです。非常に不思議なカードの移動現象です。 ・Ricochet:商品として売られているものですが、非常に効果的な使い方だと思います。最後のキックバックにはみんな驚きます! (Performance Only) ・Spectrum:基本はカラーチェンジングデックの現象ですが、いくつもの現象が立て続けに起こります。 (Performance Only) Volume 3 ・Confabulous:シンプルな予言のトリックです。メモ帳に予言の封筒がぶら下がっていて、お客さんから見えている状態になっている所は面白いですね。面倒なセットアップなどありません。 ・Tipless:お札とシルクを使ったトリックです。タネを見たら題名の意味がお分かりになるでしょう。最後のあらためなどは、マジックマニアも引っかかるのではないでしょうか? ・3 Through:コインスルーザテーブルですが、余分なコインは使わずに達成しています。腕の細かな動きまで計算されている手順です ・Popper Bound:コインを使ったちょっとしたトリックなのですが、お客さんの反応は非常にいいものです。見えないパースからコインを取り出し、手に握るとパースに移動したり、色が変わってしまったりと色々と起こります。最後には見えなかったパースを見えるようにしてからコインをしまいます。 ・Jazz Two Step:ジャズ・エースのバリエーションですが、最後が不思議です??古典的なテクニックを彼は非常に上手く使って、セットアップをしています。 ・Left Turn On Cactus4枚のAを次々と取り出していきますが、初心者お断りの手順だそうです。頑張って身につけてみてください。 ・8 Card BW+2:8カードブレーンウエーブといえば、古典の名作ですがそこにちょっとしたヒネリを加えてあります。 ・Wilson All Backs :オールバックのポール・ウイルソンの手順です。両面裏のカードにJがいんさつされ、そのJでデックをなでると全て印刷されます(Performance Only) ・Devilish Princess:これも題名そのままだと思います。非常にシンプルな現象ですが、非常に不思議です。思ったカードのみ裏返っているというものです。 ・Predator:ちょっと変わったカードの予言です。ギャグ?と思いきや、実はしっかりと予言がされています。 (Performance Only) Volume 4 ・1002.5 Aces :4Aのトリックですが、非常にダイレクトです。ここで使われているカードのスイッチ方法はいろいろなトリックに応用が可能です ・Written Wrongs:予言の封筒を置いておき、1枚を取ってもらいます。封筒を開けると何枚かのカードの名前が書かれていて、「それらは選ばれない」と書かれています。これも正解であり、ここだけでも不思議な予言になっています。もう一度封筒を確認すると、選んでもらいサインしてもらったカードが入っているのです。 ・Wild With The Ladies:ポール流のワイルドカードルーティーンです。レギュラーカードのみで、2段階の変化をします。しかも1回目の変化はお客さんが自由に選んだカードに4枚のジョーカーが変化してしまいます。 ・DDT Open Prediction:オープンプレディクションのバリエーションの1つです。難しい技法が1つありますが、ポールの言う通りに行えば、比較的簡単にできます。 ・SVAR :1枚のコインが溶けるようになくなります。カードだけでなく、コインに関しても扱いは非常にきれいです。 ・The Mystery Of The Little Piece Of Cork:コインマジック好きの人にはシリンダーコインといった方がピンと来るでしょう。あの名作をポールのアレンジで見せてくれます。ウォンドではなく、サインペンを使いますが、その意味もきちんとあります。 ・Bottoms Up:ボトムディールを題材としたトリックです。最初はギャグのように演じますが、2回目は普通に配っているように見えてボトムディールをしているという演出。 ・Ring On Silk:シルクにリングが入ってしまいます。シルクを使うことで、ウォンドとはまたちょっと違う雰囲気になります。 ・Paul Plays Poker:ポーカーデモンストレーションのトリックです。非常に高度なテクニックを駆使して演技をしていますので、お楽しみください。(Performance Only)
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