日本語字幕の驚異!!
不思議や驚きを感じる以上に レナート・グリーンという人間を 心で体感することが出来ます。
インタビュー1を静かな場所で 観賞して下さい。
今までのDVDでは分からなかった レナート・グリーンという人物 の中にある本当のあたたかさ。 きっとあなたにも伝わることでしょう。
Lennart Green MASTER FILE レナート・グリーン マスター・ファイル
「素晴らしいマジシャンは沢山いるけれど、 レナードは、本当の魔法を見せてくれる」 デビット・ブレイン
「レナートグリーンはこの星で最も魅力的で 賢く、そして創造力のあるヤツの1人だ」 スティーブ・フォート
「彼の奇跡にみんな驚くことだろう」 マーチン・ガートナー
カードマジックの怪物『レナート・グリーン』。 独特でありながら多くのマジシャンをも魅了した オリジナル技法の数々。
思い返せば、1988年のFISM(マジックの世界大会) においてあまりにも不思議なために審査員が誤解し、 失格となってしまったほど、凄まじいテクニックを 持っている、まさに怪物です。
マスターファイルとしてまとめられたこの4巻には マジックというくくりを超え、彼自身、 レナート・グリーン自身に深く踏み込んだ まさにドキュメンタリーのような印象を 受けることでしょう。
全映像には、スクリプトマヌーヴァ社 の協力により日本語字幕が表示となるため、 1つ1つじっくりと内容を堪能することが出来ます。 多少、字幕の改行位置がところどころすれていたり、 表示時間が極端に短く感じる場合がございますが、 理解には問題ございません。
字幕に関しては、 海外スタッフが編集した可能性が高いのですが (メーカーが海外ですので)、それを考えれば 十分な出来栄えです。 もちろん翻訳に関しては文句なしです。
そして、冒頭にも書きましたが、 なんといってもインタビューに深みがあり、 自然と映像に引き込まれてしまいます。 日本語字幕に感謝です。
演技・解説に関しても、非常にきれいな映像で、 いろいろな角度から手元を映しているため分かりやすく、 理解の妨げになるものは何もありません。
また、ブラインドフォールドに関しても 今までの経験を踏まえて解説されており、 ここまで詳しく語っているのは今回が初でしょう。
なお、すでに発売されている過去のDVD グリーンマジック1〜6巻とかぶっている技法等 はもちろんございます。しかし、 過去のDVDをお持ちの方、逆にまだお持ちでない方 全ての方に十分にレナート・グリーンを 楽しんでいただける内容に仕上がっていると 確信しています。
また、カードマジック以外に、 スリー・シェル・ゲームやコイン・スルー・ザ・テーブル なども演技解説されており、今までの印象とは違った一面を 感じられる方も少なくないと思います。 レナートグリーン=超絶技巧のイメージを持っている方も インタビュー2や、数理原理を用いたトリックを見ることで また違った一面を感じることが出来、 単なる技法の怪人だけではないことに驚かされるはずです。
オリジナルケースに至ってもこだわった作り。 マッドな質感で印刷された表面、色使い 字体、写真部分のクリア加工など 手にしてまずはお確かめください。
時間をかけて見る価値は十分にございます。 けして初心者向けではございませんが、 必ずやご覧になった全ての方に いくつかの発見があることでしょう。
<収録内容>
Disc 1 - Professional Act
ピアノの生演奏とともにレナートグリーンが登場。 Coimbra大学の非常に美しい図書館において演じられた プロッフェッショナル・アクトを演技・解説!!
手首の関節に関しての面白い話から始まり、 ワイングラスの復活やビールプロダクションに続けて カードマジックへと続きます。
デックをしっかりと混ぜ(もちろん観客にも混ぜてもらいます)、 エニーカード・アット・エニーナンバー(指定されたカードを 指定された枚数目から出現させるトリック)を 毎回よく混ぜた状態で何度も行ったり、 配っても配っても特定のカードが手元に戻ってきてしまったり、 特殊なレーザーライトの光の前にカードを配っっていくと、 次々とカードが消えてしまったり出てきたりと カードを巧みに操るさまは圧巻です。
さらには完全に目隠しをした状態で 指定されたマークのA〜Kを順番に取り出すアクトや、 サインカードが靴の中に移動してしまうなど、 最初から最後まで目が離せません!
また、ここで行われている目隠しは、 目の周りにガムテープをたっぷりと貼り、 頭全体をアルミホイルで覆って行う完全なもので、 その滑稽さの裏にはあらゆる計算が 緻密に練りこまれているのです。
いかにカードがバラバラに混ぜられているかを強調 するため、シャッフル時のデックの持ち方にまで こだわっているのです。 ぜひとも演技のみならず、解説の隅々まで たっぷりとご堪能ください。
チャプターは以下のように細かく分けられています。 ・Broken Wrist ・Broken Wine Glass ・Beer Glass ・ACAAN ・Laser ・Blindfold ・Chosen Suit ・Card In Shoe
-EXTRAS-
<インタビュー1> マジックについてではなくレナート自身について。 非常に人間味あふれるものです。 ピアノのBGMの雰囲気もあいまって聞き入ってしまいました。 楽器“トライアングル”の思い出や、 母親に関するストーリーまで、マジックとは別の 新たなレナート・グリーンを感じることができるでしょう。 途中、レナードが思わず涙をこぼすシーンも・・・。
<The Library> 撮影場所の図書館の歴史について紹介されています。
<Bloopers 1> NG映像の一部を見ることができます。
Disc 2 - Controlled Chaos
<Card Separations>
・Angle Separation カード当てと並行して、デックを赤と黒に分ける技法を解説。 表向きでカードを左手から右手におくっていく動作1回で セパレートさせてしまいます。多少配列に変化が起こります。 赤と黒以外にもいろいろと応用が可能です。
・C-Separation 上記の“Card Separations”の配列に関する弱点を克服した技法。 赤や黒などの2種類に、それぞれの配列を変化させることなく 秘かにに分けることができます。また技法を行う時間が短いのも 特徴です。なお、少々カードの持ち方にクセがあります。
・Drop-Separation 1 デックを2種類に分ける上記とは別の方法。 赤や黒など2種類に分ける技法ですが、絵札とそれ以外のカード というような、特定の数枚をより分けるに適しています。 観客側からと演者側からの2つの角度から、非常に わかりやすく撮影されているものうれしい点です。 なお、こちらの技法も表向きで行う技法です。
・Drop-Separation 2 上記の“Drop-Separation 1”をテーブルを利用して行う方法。
・V-Separation 表向きでカードを左手から右手におくっていく動作1回で セパレートさせてしまいます。C-Separation や Drop-Separation に比べて、違和感なく角度にも強いグリップで行う方法です。
・Slop-Separation スロップ・シャッフルを行いながらカードを分けてしまう方法。 オリジナル技法ではありませんが丁寧に解説してくれています。
<Rosetta Shuffle> デックを2つに分け、それぞれをひねってカードの向きを バラバラに、そして円盤状に回転させます。 この状態でこの2つの山を押し込むようにして、 テーブル上で合わせて混ぜてしまうシャッフルのことです。 このシャッフルの特徴を用いて以下の3種を解説。
・True Rosetta 2パケットをRosetta Shuffleで混ぜますが、ちょっとした アイデアを加え、数枚ずつの塊で混ぜ込むことができます。
・False Rosetta Rosetta Shuffleをしたように見せかけて、順番が一切 変化しない方法。Rosetta Shuffleをしたのに、 新品の状態(配列)にしたように見せることが可能です。
・Free Hand Rosetta 1組をひねりカードの向きをバラバラに、そして円盤状に し多状態でトップから数枚とって真ん中に押しこむ動作を 数回繰り返します。しかし順番は一切くるわないという方法です。
<false Shuffles> ・Golden Nugget ストリップアウトを利用したシャッフル。 考案時に技法名のデックを使っていたことから名づけたシャッフル。 2パケットのかみ合わせを、左右ではなく前後で行う。
・Green Shuffle リフルシャッフルしたように見せて一切順番が混ざらない方法。 へインシュタインシャッフルのように音をうまく利用しています。 名づけたのはポール・ウィルソンだとか。しかしオリジナル ではないそうです。
・Angle Shuffle ストリップアウトを組み合わせたリフルシャッフル。 非常に巧妙でしょう。
・Glide Shuffle テーブルリフルシャッフルを行いますが 一切混ざらない方法。かなり混ざっているよう見えます。 ザロー・シャッフルよりやさしいかと思います。
・Table Mixture 簡単に行えるのですが非常に巧妙なため さらっとやられると、マジシャンでも 騙されてしまうことでしょう。 カジュアル見え手軽にできます。 演者にもストレスがかかりません。
<false Cuts> ・Z Cut フラリッシュ要素を取り入れたフォールス・カット。
・Elegant Cut シャーリア・カットを用いたフォールス・カット。 手のサイズで見栄えが多少左右されるかもしれません。
・Rapid Cut シャーリア・カットとヒンズーシャッフルを組み合わせた フォールス・カット。
・Crab Cut テーブルに数枚ずつ6つパケットを作り、 バラバラに重ねたように見せて 順番は一切くるわないカット・シャッフル。
・Pinch Cut 1度コンプリートカットをしたように見せて、 順番に変化が一切ないカット。 ちょいと怪しくもあります。
・Russian Cut 1 下半分を上にまわしたように見せるカット。 手首を返して行うのが特徴。 ロシア人に見せられて引っかかってしまったのだとか。 すなわちオリジナルではないとのこと。
・Russian Cut 2 Russian Cut 1のバリエーション。
・Steal Cut 1度コンプリートカットをしたように見せて、 順番に変化が一切ないカット。 きっとあなたも騙されます。
<Steals> ・Side Steal カルとラテラルパームを用いたサイドスチール。
・All Around Square Up 左手に持ったデックの中央にインジョグされたカードを デックの上下を入れ替えてもインジョグの位置に 持っていく(保持する)方法。
・Lateral Palm Steal 名の通りラテラルパームを用いたサイドスチール
・Steal and Lap スティールしてラッピングし、 そのカードを取り出す方法を解説。
・Multiplying Cards 複数枚のカードのスティールに関して。
<Special Moves> ・Samurai Move Topshotとあらゆる方法を組み合わせたカードプロダクション。
・DB Flipover Move 特定の枚数目に1枚のカードを表向きで投げ込む技法。 カードマジックの達人に見えます。
・Card Force 目隠しした状態で行うカードフォース。
・Topshot Switch テーブル上の1枚のカードをトップショット を使ってすり替えます。
・Topshot Transpo デックからデックにカードを移動させる方法。 名前の通り、トップショットを利用します。
-EXTRAS- <インタビュー2> FISMで失格になったときの話を中心に、当時の心境などを 語ってくれています。失格判定に対しての気持ちや なぜ失格になってしまったのか。 また、自分のマジックのオリジナリティに関してや、 初めてバイスクルデックを手にした時の思い出、 スナップディールのきっかけなど、インタビュー1に引き続き 非常に興味深い内容です。終りのほうに行けばいくほど、 本当にマジックが好きなんだなぁという印象を じわじわと感じられるでしょう。 はたして、“XPM”とは・・・。
<Mirror Count> オルラムサトルティーに近いディスプレイを含んだカウントです。 非常に効果的です。
<Bloopers 2> NG映像を少し見ることができます。
Disc 3 - Personal Favorites
・Stolen Cards(単売商品/別売しています) いろいろな種類で構成されたデックを使用します。
⇒Stolen Cards (Deluxe version) by Lennart Green(日説サ)
適当な2枚を抜出し(映像内では赤いK2枚)、 観客にストップをかけてもらった2か所に この2枚を表向きで混ぜ込みます。 デックを広げ、それぞれの隣のカードを見ると 裏も表も完全に一致しているのです! さらに、残りのカードを見てみると、 “選ばれなかったすべてのカードが” スペードのA(対照的なカード)なのです!! (※単売商品の組み合わせは上記と別の場合がございます)
・Stonehenge カードを1枚ずつ、楕円形に20枚ほど並べ、 残りのカードは円の中心に置きます。 演者が後ろを向いている間に、観客に1枚のカードを 選んで思えてもらい、中央のデックに載せます。 周りにある残りのカードも乗せますが数枚はポケットにしまいます。 観客自身にデックをさらに複雑に混ぜてもらい、 演者が受け取ります、デックより1枚のカードを選び出し、 そのカードの数によって、1枚のカードを選び出します。 表にすると、それは覚えたカードです!
・Two Dragons デックを半分に分け、観客に2つを混ぜて2つにしてもらいます。 テーブルにトップから2枚ずつ4つの山を正方形の頂点の位置 になるように作り、さらに4枚ずつその上にカードを乗せて、 中央に2枚のカードを置きます。 ここでそれぞれを表向きにすると、 観客自身がシャッフルし、その後に配ったにもかかわらず、 ストーリー道理の結果になっています。 残りのデックより13枚を配るとA〜Kの1枚のかぶることなく 数字がそろい、さらに残りのデックに至っても、 ストーリーのエンディングにふさわしい結末となっているのです! “2頭の竜”というタイトルにそってストーリーが展開します。 “レナート・グリーン=技法”というイメージの強い人は 意外なトリックに感じるかもしれません。
・Index Red & Black(Version1) デックを取出し、観客に赤と黒、どちらかを選んでもらいます。 ここでは黒が選ばれたとします。 デックをよくシャッフルし、 裏向きでスプレッドします。 観客は黒いカード、演者は赤いカードと感じるカード を1枚ずつ交互に抜き出していきます。 違うと思ったカードは別の場所によけ、 すべてのカードを裏向きのまま分けていきます。 それぞれを見ると違うと思ってよけたカードの山は 赤黒がバラバラに混ざっており、 観客の手元のカードはすべて黒、 演者の手元のカードはすべて赤なのです!! レナートによるアウト・オブ・ディス・ワールドです。
・Index Red & Black(Version2) バージョン1と現象は同じですが、最初にデックを よくシャッフルするとき、観客自身にも混ぜて もらってから演じる方法を解説しています。 つまり、バージョン1では、 初めに観客にデックを混ぜさせていません。
・Rain Man デックをよく混ぜ、観客にも手伝ってもらって 表裏を本当にぐちゃぐちゃに混ぜてしまいます。 ここで、予言の書かれたスケッチブックを取り出し めくっていくと、裏向きのカードの枚数、 そしてその中の赤いカードの枚数やその数など が記されているのです。
・The Terrorist 3人の観客に1組ずつデックを配ります。 トップより自由に特定の枚数を取ってもらい、 そのボトムを覚えてからデックに戻します。 さらに演者の示すスペル通りの枚数を下に回して カードの順番を入れ替えてもらいます。 1人からデックを受け取り、ストーリーに沿った枚数 を配ると、覚えたカードが出現します! 2人目も面白い方法で探し出し、 3人目のカードも見事に探し出してしまいます!! 2つの原理を用いた非常に面白く、不思議な作品です。
・Something Happened デックをシャッフルし観客に渡します。演者は 別のデックから1枚を予言として抜き出しておき、 そして、観客が自由に思い浮かべた数だけカードを とります。 残りのデックからカードをテーブルに並べていき 取り去ったカードの数を使って、 並べた中から1枚を選び出します。 選び出したカードと予言を見ると一致しています。
-EXTRAS- <インタビュー3> あるパズルに関しての回答の多様性に関してや、 催眠に関しての話、人生の意義についてなど、 マジックだけではわからないレナート・グリーン の考え方を語ってくれています。 人の記憶にどのように残りたいかという質問にも じっくりと答えています。
<Inpossible Penetration> 左右の指先に持ったマッチ棒同士が貫通してしまいます。 ワイングラスの脚も貫通し、最後は箱に移動します。
<Bloopers 3> レナート本人がアコーディオンを弾いている映像が見られます。 非常に貴重です(笑)
Disc 4 - Miscellaneous
・Three Shell Game スリー・シェル・ゲームの道具に関しての考察、そして演技・解説。 演技・解説では、シェルを4つ使った手順を公開しています。
・Peking Duck オレンジのタオルを丸めていき 広げると“北京ダック”のような形に変化し 観客は大爆笑です!!
・Coins Thru Table 銀貨をこするとテーブルを貫通してしまいます。 使う枚数を増やしたり、2枚のコインでのテン・カウントや 観客の指輪と6枚のコインを使ったコインズ・アクロス もこの中で演じています。 カードマジックのイメージが強いレナード・グリーン なだけに新鮮です。
・Glass Thru Table ・Paper To Money グラスを新聞紙で包み上からたたくと、 テーブルを貫通してしまいます。続けて、 使用した新聞を破りその切れ端をちぎって折りたたみ 広げると数枚の紙幣に変化します!!
・Patrick's Ace パトリック・ステンバーグのエースプロダクション。 デックを観客に4つの山に分けてもらいます。 それぞれのトップをめくると、すべてがエースです! 動きの裏に隠された策略をお楽しみください。
・Recycled Poker 5人でポーカーをするように手札を5人分配ります。 観客に選ばれた位置の手札と演者の手札で勝負しますが、 必ず演者が勝ってしまいます。
・Poker Plus よく混ぜたデックから1枚ずつカードをテーブルに配ってき 観客が5回ストップをかけて、その場所のカードを抜き出します。 その5枚を見てみると、ロイヤル・ストレート・フラッシュなのです!
・Orimagi 紙幣を片手で折りたたんでいくだけで、 Tシャツの形に瞬時に折られるのです。 (折り紙であればTシャツでなくてもできます)
・Figurine 小さな紙を折りたたみ、爪楊枝で細かく整形していくと 小さな人形のフィギアに変化します。 本人はぎりぎりマジックと言っている作品です。
-EXTRAS- <インタビュー4> レネ・ラバン、マイケル・ウェーバーとの思い出や ラスベガスにいた時の話を語っています。 特に1〜3に比べて、話の中に登場するマジシャンが 多いでしょう。
<Slideshow> 今回の撮影に関しての写真をスライドショーで見ることができます。
<Bloopers 4> NG映像です。
※輸入品のため、輸送中に外箱にダメージを受けている場合が 稀にございます。あらかじめご了承ください。
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