- リフレクション -
このDVDを見た瞬間・・・
カードを触らずにはいられなくなるでしょう。
あなたの好奇心をフックする瞬間が、
このDVDには隠されています。
あのダン&デイブがプロデュース。
この2人の手にかかると、ジャケットから内容まで
細かいところ全てがかっこよく仕上がるようです。
演技解説は、マジックキャッスルのマジック専門図書館で
館長を務めたビル・グッドウィン氏。
彼の知識ときたら、もう半端ではありません。
このDVDには、各作品のクレジット
(参考にしたのは何という本の何ページ目に載っている
○○という作品、等)
が小冊子として付録されています。
DVDでは、ダンアンドデイブ・テイスト の、
しかし、フラリッシュではなく、練習をかきたてられるような
カードマジックばかりが、収録されています。
練習をあきらめてしまうほど難しい物ではなく、
また、飽きてしまうような簡単なものでもない・・・
演技や解説を観たらきっとカードに手が伸びているはずです。
演技・解説のほかに、 “ポイント・オブ・ビュー” という、映像だけで
動きの流れが理解できるチャプターがあり、演者の肩越しよりも
近い視点から手元を見ることができるので、非常に気持ちよく
練習することができます。
また、各作品には “ヒストリー&クレジット” または
“アディショナル・ソーツ(作品への更なる一言)”
というチャプターもあり、ここでもいろいろな技法や
アイデアがたっぷりと詰まっています。
ちょっと練習してみようかな・・・
そんな、そそられる技法・作品たちを9作品以上収録。
全てのトリックはレギュラーカード1つで演技可能です。
<収録作品>
Oxnard Split
Paul Harris の "Las Vegas Split" のヴァリエーション。
デックからカードを数枚ずつテーブルに配っていき
観客にストップをかけてもらいます。
そこから出てきたスペードの4を指ではじくと
一瞬にしてスペードの2とクラブの2に分裂してしまいます。
クラブの2をこすると、ハートの2に変化し、
ハートの2は赤いエース2枚に、スペードの2は黒いエース2枚
に分裂してしまいます。
分裂のさせ方が非常にビジュアルで、毎回別の手法を用いており、
4枚のエースを使うマジックのオープニングには最適でしょう。
One Off
上記のOxnard Splitのヴァリエーション。
分裂現象を組み合わせたカード当てです。
選んだカードを当てるといいますが、取り出したカードは
少し数が大きく違います。ここで演者は、カードをはじいて分裂させ、
選んだカードに変化させてしまいます。
Off Balance Transposition
表向きのデックのトップにおいた4枚の裏向きのエースと、
真ん中あたりで裏向きにした1枚のカードが入れ替わります。
スプレットしたトップの4枚を揃えて広げるだけで、裏向きのカードが
いつの間にか1枚になってしまいます。
それを表返すと真ん中で裏向きになっていたはずのカードです。
ということは・・・デックを広げていくと裏向きの4枚のカードがあり、
もちろんそれはエース4枚なのです!
さらにもう一度行うといって、1枚のカードを裏向きで真中に差し込み、
トップに4枚のエースを置きます。4枚を閉じて広げると
不思議とまた1枚になり中程からはエースが出現します。
4枚のエースはデックの中央で裏向きのまま揃えてしまい、
1枚のカードをデックのトップに一瞬合わせます。
それだけで4枚のエースに変化してしまいます。
鮮やかで非常に不思議です。
面倒な準備も必要なく、観客はカードを覚えなくてもよいので、
カードの手順にすぐに組み込むことができる素晴らしいトリックです。
The Paint Brush Change (Roy Walton)
非常に美しいカラーチェンジです。
表向きのカードを少し傾けて戻すだけで、変化してしまいます。
実質、カードを覆ったリはしないので、非常に鮮やかに変化します。
一度見たら覚えたくなるほどの
素晴らしいカラーチェンジかもしれません。
Double Lift Unload
The Paint Brush Changeのバリエーション。
表を見せたカードを裏返すのですが、デックに重ねずにそのまま
真ん中あたりに差し込んでしまいます。
しかし、トップにコントロールされています。
いろいろなトリックに組み合わせたくなるほどの技法です。
特に、アンビシャスカードをレパートリーにしている人は、
必見です!!見ておかないと後悔するでしょう。
About Face
右手の指先でもった1枚のカードを左手の親指で何度かはじきます。
ふつうは何も起こりませんが、次の瞬間、表向きになってしまうのです!!もちろん、ギミックや同じカードは使用していません。
Twisting the Kings
4枚のキングを示します。数えていくたびに1枚づつ裏向きになっていき
全てのキングが裏向きになってしまいます。
そして、一瞬にしてすべてがまた表向きに戻ってしまいます。
ツインスティング現象がお好きな方はぜひご覧ください。
The Mirage Trick
2枚の表向きのカードを示し、デックのトップに置きます。
観客にデックから1枚を選んで覚えてもらい、
中ほどに戻しておまじないをかけます・・・
すると、トップ2枚の間には1枚のカードが挟まれています。
表を確認すると、覚えたカードです。
しかし、2枚の間に挟まれたカードは一瞬にしてどこかへ消えて
しまします。正直に申し上げましょう。
ここで使われているブラフパスが非常に効果なものです。
ひと仕事加えるだけで、ここまでブラフパスが進化するのです!!
しかも、このブラフパスのみの解説チャプターが別に設けられています。
Spectator Cuts to the Aces
デックを4つの山にカットしてもらいます。
それぞれのトップカードを取り、表返すと、観客自身がカット
したにもかかわらず、エースが4枚揃ってしまいます。
シンプルですが、その分あやしい部分が一切なく、非常に不思議です!
ここまであっさりとエースが出現してしまうと、もう魔法のようです。
Mistaken Sandwich
ハートとダイヤ2枚の2を示します。
デックから1枚のカードを引いて覚えてもらい、デックの中程に
戻します。2枚の2を取り上げ、デックの上で振っておまじない
をかけると、1枚のカードが挟まれます。
しかし、表向きにすると・・・覚えたカードではありません。
ここでこのカード表向きのまま、片方の2でこすると、
覚えたカードに変化します。疑り深い観客に、
「先ほど見た覚えたカードとは異なるカードが
余分に含まれているんでしょ・・・?!」
と、言われてもご安心を。
カードを渡して調べてもらいますが、3枚以外何もありません。
Reciprocity
4枚のエースと4枚のキングが一瞬で入れ替わってしまうパケット作品。
8枚を示したあと、4枚のエースをテーブルに置きます。
手元のキングの表をかるく示し、おまじないをかけます。
すると一瞬にして4枚のエースに変化し、
テーブルの4枚はキングに変化しています。
手元の4枚を示したとき確実に見えたはずのキングですが、
エースに変化後は本当に4枚しかないのです。
リセット(カードトリック)などと組み合わせると、
非常に効果的でしょう。異なる2つのハンドリングを解説
しているので、お好みの方法をどうぞお楽しみください。
Hold the Mayo
1枚カードを選んでもらい、表向きでデックに半分ぐらい差し込みます。
ジョーカー2枚がひいたカードを探し出すといって、
差し込んだカードを引き抜くと、一瞬にして2枚のジョーカーに挟まれた状態になってしまいます。
今度は、何も挟まれていないジョーカーをデックのトップにおき、
おまじないをかけます。すると間には1枚のエースが出現します。
毎回2枚のジョーカーを示してからおまじないかけますが、
その都度エースが出現し、4枚のエースが揃ってしまいます。
このトリックには、2枚のエースが出現した後、
ジョーカー自体が残りの2枚のエースに変化
してしまうというもう一つ別のエンディングが解説されています。
クリックすると動画がご覧いただけます。
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