その彼がトップマジシャンに向けて、膨大な知識の一端をシェア。
実際に観客としてマジシャンたちを引っかけてしまう現場を目撃してください。

前半の演技では、これでもかッ！というほどのタマリッツスタイルのマジックを堪能
させてくれます。ここは、何も考えずに楽しんで欲しいところです。
というか、本当に楽しめます。

そして、その後トリックの解説を聞いて、今度は驚いてください。
そんなタイミングで、そんなことをしていたのか・・！驚きあきれる時です。
あの騒がしい演技の裏で、これだけのことを考え、動いていたとは。
ここもまた楽しめるところです。

演技全てではないですが、全ての解説をしていたら、とんでもない情報量に
なってしまうことでしょう。抜粋でも十分に満足できるレクチャーです。


そして、このDVDでの目玉と言えるかもしれません。
後半では30分以上とって、マジックと笑いの組み合わせ方を実演付きで講義。
マジックというアートにおいて笑いを入れる意味、効果的な使い方を独自の理論で展開。　

現象と笑いの相関関係や、笑いを挿入するのに最適なタイミングなど。
その他にも様々なセオリーとミスディレクションを解説します。

内容が内容だけに、なかなか日本語では聞くことのできない内容です。
見ていただければわかる通り、タマリッツ氏も英語が非常に堪能というわけではないので
詳細な理論をはっきりと説明できないのです。これが日本語で、となったらなおさら
勉強できない内容ですので、この機会にぜひ学んでみてください。

　　

【収録内容】

■フォー・カード・プレディクション（演技のみ）
４つの予言を書いた後で、観客にカードを４枚引いてもらいます（フォースではありません）。
そのカードと予言が見事にマッチしています！

■セイム・トリック・トゥワイス
マジシャンのルールに背いて「同じマジックを２回続けてやる」と言って
演技を始めます。巧妙に笑いを配置することが手法にも繋がっている手順です。

■オイル＆ウォーター（演技のみ）
３段からなるクラシック・マジック。最後は表裏バラバラになった状態を
はっきり見せた後、ただ揃えて広げるだけで赤と黒が分かれてしまいます！

■エスティメーション（演技のみ）
表裏バラバラに観客がリフルシャッフルしたデック。タマリッツが見ていない状態で
ここから観客自身が数枚適当に取り上げ、ポケットに入れます。
タマリッツはその枚数を当てるどころか、何枚が裏返っているか
さらには何のカードかまですべて当ててしまいます！

■ヒプノティック・カード（演技のみ）
複数３人の観客が引いたカードを当てますが、なぜかすべて同じカード。
もう一度引いてもらうと、今度は別のカードですが３人ともまた同じカード。
デック全体を見てみると、さらに別のカードですがすべて同じカードに
変わっています。そして再びレギュラー状態に。

見ている観客も催眠術にかけられたような錯覚をおこすマジック！

■スリー・コインシデンス（演技のみ）
２人の観客に２つの山を作ってもらいます。好きに分ける、混ぜる、など
さまざまな作業をしてできあがった山ですが、３種類のありえない偶然の一致がおこります。

■フォロー・ザ・リーダー
1０枚ずつ並べられた赤いカードと黒いカード。その位置がマジシャンの意のまま
縦横に変わってゆく、笑いあふれるマジック。