カードマジックのエンディングとして、ありえない場所にサインカードが移動してしまう
というのは、よくありますが、ウケる手順です。
ルポールやマリカワレットのように、財布の中から出てくるのもいいのですが
最初からあったのに・・・?的な、パラドクスを起こすのも面白いです。
このカードの移動現象で
「最後、お客さんにプレゼントするなら、折りたたまれていない
綺麗なままのカードの方がいいんじゃない?」
と言う意見もあります。
たしかに、その考え方もわかるのですが、個人的には折りたたまれている方が好きなのです。
いくつかの理由があって、折り目を見るたびに、マジックを思い出してくれるのでは?
という淡い期待です。
そしてもう1つ、折ってある方が
「いつ折ったの?」
という不思議もプラスされるのではないか?という点です。
さらに、マジシャン的には、折ってある方が小さくなって扱いやすいという点もあります。
あなたはいかがですか?
もし、折りたたまれたサインカードを、あり得ない所へ移動させたいなら
イギリスのJBマジックから、面白い商品がリリースされました。
商品名はペンパルです!
動画をご覧ください。
ほとんど説明は要らないでしょう。
ペンのクリップの所にあるカードをスイッチできる、というギミックです。
ペンはクリップ部分があれば、基本的には何でも大丈夫です。
セット場所は、動画のようにズボンのポケットが基本になっていますが
ギミックは自作するために、たとえばジャケットを着た状態でのシャツの胸ポケットや
ネクタイピンにカードを留めておく、なんてことも可能だと思います。
商品はインストラクションDVDにギミック製作用のアイテムが一式です。
ペンはご自身でご準備ください。ちょっとした工作でギミックは簡単に作れます。
今までのJBマジックのものは、ギミックもできていたものが多いですが
このギミックは特に、演者の体型なども関係してくるために
確実に微調節が必要になります。
ですので、ぜひ自身でギミックを製作し、楽しんでみてください。
構造が分かれば、カードだけではなく、お札など
ある程度の大きさの、平らなものならスイッチは簡単にできるようになります。
ここで、少し不安になる方もいるかもしれません。
「製作していて、付属のアイテムを使い切ってしまったら?」
と。
そこでI−MAGICは補足の原稿をお付けして、ギミック製作時の
アイテムの入手方法や、プラスのアイデアなども記載していますので
安心してお楽しみください。
スイッチ方法も非常に巧妙で、解説を見たら思わず感心してしまうことでしょう。
DVDでスイッチされる瞬間を見て、思わず「お〜」と声を上げてしまいました。
リセットも簡単ですので、何度でも繰り返して演じてもらえるものですが
なんと準備なし、ペンをポケットにさしておくだけで演じられる
ボーナスのハンドリングも紹介しています。
正直、このハンドリングだけでも、価値があるのでは・・・
ギミックの形状およびペンをさしておくポケットが必要ですので
服装に多少の制限がありますが、決して縛りのキツイものではありません。
このスイッチギミックをぜひ、自分のものにしてみてください。