ステージ・サロンマジックを本格的にマスターしたい方のための レッスンDVD「カズ・カタヤマのステージ・サロンマジック入門講座」
第1巻に引き続き、第2巻が発売です!
このシリーズは、全巻を通して見ていただくと一層価値が上がります (シリーズコンセプトに関しては第1巻のページをどうぞ)が、 また一方では、興味がある方はそれぞれ単独でご購入いただいても問題ないようにも 作られています。
今回の特集「シルクマジック」のお好きな方、あるいは収録作品で 「知りたい!習いたい!」 というものが見当たった方は、こちらからご覧いただくのも良いかと思います。
ステージ・サロンマジックの世界でも、シルクマジックは別格という方も多いようです。 (クロースアップの中でカードは別格、というのと近いですね) 美しく、派手で華やか、伝統的な意味での「マジックらしさ」をたたえた シルクマジックの奥深い世界。なにせ、膨大な量の作品があるのです。
ハロルド・ライスという人が、かつてシルクマジックの大事典を作りましたが シルクだけなのにターベルコース並みの分量となっていました。 (現在絶版ですが日本語に訳されたこともあり、その時は結構な厚さの本で6巻組でした)
第1巻では「新聞20世紀シルク」などの、シルクマジックも取り上げましたが ここで改めて今回は、シルクマジックの基本から学べます。
この巻で基盤に置いたのは「結び解け」。 「結び目を作ったり解いたり」という操作が シルクマジックの基礎となるのです。
1枚のシルクの中央に結び目を作り、引っ張るとふわりと解けてしまう。 あるいは2枚のハンカチの端と端を結び合わせるが、息をふっと吹きかけると 外れてしまう。そんなマジックを、きっとご覧になったことがあると思います。
「結び解け」の言葉で、それを想起された方も多いかもしれません。
ですが、これはカードマジックの例では 「ダブルリフトを使ってカードを変化させただけでも 見せ方によっては手品になるよ」 というのに近い話。
技法をかなりダイレクトに現象に使用した一例に過ぎません (それが悪いわけではありません、念のため)。
それ以外にも、それを「基本技法」として活用した「応用マジック」が 多数あるのです。今回「結び解け」という技を基本技術としてマスターし それを武器に、さまざまなマジックに挑んでいただきます。
「ああ、こんなことができるのか。こんなことにも使えるのか」という 新たな好奇心を掻き立てるような発見も、この巻では楽しむことができます。
「入門編」だからと言って侮れません。 名作中の名作「シンパセティック・シルク」(別名「6枚ハンカチ」)まで 射程に入っています。
また毎度同じ喩えで恐縮ですが、カードマジックにもいろんなタイプの演技が あるのと同様に、シルクマジックも「華麗」に魅せるタイプ以外にも おしゃべりで見せる「面白系」など、さまざまあります。
観客との掛け合い、対話のあるマジックも収録していますので その手のニーズにも対応できます。
収録作品には「入れ替わるシルク」など、相当のマニアでもあまり知らない隠れた名作も。 入門者の方に限らず、多くの方に幅広くご覧いただきたい内容に仕上がっています。
******************************************** 第2巻:シルク入門・結び解け編 ******************************************** ●基本技法:シルクの結び方
■使用するシルクについて サイズや色などのシルクに関する基礎知識。
■シルクの手入れ・保管方法 シルクをどう手入れし、保管するか…実践的なアドバイス。
■本結び&縦結び シルクの端と端を結ぶ「普通の結び方」の紹介。 一般に悪い結び方と言われる「縦結び」の利点も解説します。
■スリップノット シルクの端と端を結ぶ「引っ張ると外れる」結び方の基本。
■フォールスノット 1枚のシルクの中央に結び目を作るが、振るだけで結び目はハラリと解けます。
■ワンハンドノット 1枚のシルクを片手で振る、あるいは宙に投げ上げると、結び目ができます。
■瞬間結び 両手を合わせて、また離すだけで結び目ができます。
●作品(マジック) ■空気鉄砲(演出:加藤英夫) シルクの結び目めがけて、観客がピストルを撃つしぐさをするだけで… 結び目がほどけてしまいます。 虚構なのに、妙にリアリティのある動きをする楽しいトリック。 「ゴムシルク」などのユニークな応用も紹介しています。
■シルクの貫通3題 ●外れるシルク(ハーラン・ターベル) ●腕を抜けるシルク(アル・ベーカー) ●3枚のシルク外し(ハーラン・ターベル) しっかりと結んだシルクが、結ばれたまま貫通するトリックを3つ紹介。 「3枚のシルク外し」は,初めて見ました…とても美しい感動の現象です。
■分裂するシルク 1枚のシルクが分裂して2枚に、そしてそのうちの1枚がさらに分裂して3枚に。 3枚になる方法はカタヤマ氏のアイデアです。 「結び解け」と同時に現象が起こるのが意外でもあり、トリック的に合理的です。
■結び目の移動1 ■結び目の移動2 2枚のシルクの間で「結び目」が移動する現象です。 1の方はとても有名で、ご存知の方も多いでしょうが… アシスタントを使うバリエーションなど、種々のパターンを紹介しています。 2の方は、あまり知られていないので面白い方法。 しかも、とても簡単にできるのでグッド!です。
■シルクの予言(パベル) 3枚のシルクを、観客が決めた順番に結び合わせますが… それが見事に予言されています。 予言のシルクマジックは珍しく、きわめて実用的なトリックです。
■入れ替わるシルク(加藤英夫/マーコニック/シド・ミラー/ソル・ハーシュ) コメディタッチの傑作マジック。 3連のシルク(3色)のうち、1つの色(例えば赤)が一番上から、一番下に移動します… そしてまた元の「上」に戻ります… と、これは上下を持ち替えているだけなのが見え見え、しかし次の瞬間! 赤のシルクは、真ん中に移動してしまいます。 そしてさらに…
■シンパセティック・シルク(エドワード・ビクター他) このDVDのハイライト、名作「6枚ハンカチ」です。 ばらばらの3枚のシルクと、結び合わされた3枚のシルクが、左右で入れ替わったり。 かなり大きな舞台でも演じることができ、サイレントでも、しゃべりながらでもできます。 今回は、「結び目の移動」という、比較的新しい演出を取り入れて演じています。
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■ 【ステージマジック基礎講座2】練習の仕方 今回は、効率の良い練習法を教えてくれます。 マジックを「どう」練習したら良いか、あまり考えずになんとなく 練習してる方が多いはず。ぜひ参考にしてください。 聞き手:眠都(ミント)
シルクマジックは動きがやわらかく、たおやかなので、女性の演者にも向いています。 ただたまに一部には「女性向き」が行き過ぎて「女性用」マジックと 思っている方もいらっしゃるようです。
カタヤマ氏の演技をご覧になれば、男性が「かっこよくキメる」シルクマジックの スタイルの一例を見ることができます。 男性の方、女性の方、その他の方も含め、皆様にお勧めいたします。
ちなみに「連載コーナー」の「ステージマジック基礎講座」も充実。 コメディタッチの映像や対話を差し挟みながら楽しく展開していますので 気楽に見られます。
カタヤマ氏は、シルクマジックに熱意と愛着を持たれ、相当に研究を重ねられた 真のプロマジシャンです。「カズ・カタヤマのシルクマジック大全」という シルクマジック専門の本まで出されています。
本格的なシルクマジックを、ぜひ最良の先生から学んでください。
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