ギミックコインを使用した、一連の手順を解説。 たった数分間に、4段もの現象が起こります。
カール・へイン キャッチ・アップ
ギミックコインの中でも、非常に人気があるものが シルバー・カパー・ブラスコインです。 このギミックを使ったトリックで、よく行われるのはコインの交換現象。
片手には銀貨、もう一方の手には銅貨と穴あきの硬貨を握ります。 しかし、手を開けると、左右が入れ替わっている、などというもの。
ギミックのおかげで、それほど難しい技法もなく達成できるのですが このギミックを使用した際に、感じることが1つ。
最後のオチをどうしよう・・・
かなり劇的にコインの移動現象などが起こるだけに、それ以上の現象を 最後に持ってこようとすると、何らかの無理が生じたり、どこからかコインをリリース してくる必要などが出てくることも。
セットアップが面倒になってしまっては、繰り返し演じるには チョット大変になってしまいます。 何かいい手順はないのか・・?
そんな風に思っていた方、このDVDがお勧めです。
使うのは、このギミックセットのみ。 それだけで、全4段に渡る、かなり本格的なコイントリックの手順 が演じられます。
カードマジックで有名なカール・へインですが、コインもお上手です。
DVDの中身ですが・・・
第1段:コインのプロダクション&変化 まずは銀貨が1枚ずつ現れますが、2枚目の銀貨は穴あきの硬貨に 3枚目の銀貨は銅貨に変化してしまいます。
これまた、かなりフェアな感じでコインが変わりますので、観客の目は 釘付けになるでしょう。
第2段:コインの移動 3枚の種類違いのコインを使っての移動現象、インターナショナル3フライです。 ほぼコインを持ちかえたりすることなく、次々と移動していきます。
第3段:コインの入れ替わりと、時計の下への移動 3枚のコインを握り、穴あきコインと銅貨を取り出してもう一方の手で示します。 2枚を握ると、1枚の銀貨に、そしてさらにおまじないをかけると消えてしまい いつの間にか、腕時計の下に銀貨が移動しています。
第4段:相手の肩と肘にコインが移動する。 相手に銀貨を握ってもらい、残り2枚を演者が握ります。 すると、2枚の硬貨が1枚の銀貨にそして銀貨がなくなります。
相手に手を開けてもらうと、1枚の銀貨があり、肘の位置に銅貨 肩には穴あきコインが乗っています!
ギミックを知っている人でしたら 「たしかにできるだろうけど・・大変そうだなあ・・」 とか 「ずっと隠し持っているコインがありそうで・・・」 と思うでしょう。
もちろん、それなりにハードですが、無理なハンドリングではありません。 しかも、両手を示したり、相手にコインを渡して調べてもらうタイミングがあったりします。
つまりは、よくできている手順ということです。
解説は英語のDVDで、ギミックなどは付属しません。
この種のギミックの購入をご希望の方は、こちらからどうぞ ⇒ 「Silver Copper Brass Transposition Tango」
さらに、ボーナス・エフェクトの解説があります。 ワンコインルーティーンからの、ジャンボコインプロダクションです。 しかも、最後に7インチから10インチ程度の馬鹿でかいコインをこともなく取り出します。
手順的には、子供のころに耳の後ろからとか、コインを取り出されなかった? などと話し、コインが出たり消えたりします。 そして、相手の耳の後ろからコインを取り出し、別の観客の耳の後ろから バカでっかいコインを取り出します。
見事なミスディレクションで、誰もジャンボコインのロードに気づかない所など 見ていて少々爽快です(笑)。
ジャケットを着ていない状態で、ベストのスタイルでもプロダクションしている 所も入っていますが、かなりやりこんでいる手順のようですね。 これまた、面白いと思います。
ある意味でワントリックのDVDなのかもしれませんが、1つのギミックをここまで 活用している内容ってあまりないと思います。 そういった部分でも、参考になるDVDだと思いますので、コインン好きの方はぜひどうぞ! |