マイケル・アマー、レナート・グリーン、グレゴリー・ウィルソン

シン・リム、ピット・ハートリング、ロベルト・ジョビー

サイモン・アーロンソン・・・



天才たちが認める天才の演技が、４枚に凝縮されました。



もちろん、このシリーズですから日本語字幕付きです。



ルイス・デ・マトスから、今までに様々なマジシャンのDVDがリリースされています。

今までは、どれもが「伝説」になっている、またはその域に入ってきている

マジシャンたちのDVDでした。



今回は、若き天才ジョシュア・ジェイ。

１０代のころからマジックの世界では、その才能をいかんなく発揮し

名前が知られてきましたが、ここにきて、さらに上のステージへ上がっているようです。



動画をご覧ください。







DVDの内容ですが・・・



DISC 1 - LIVE SHOW

Song Prediction

映像の中の人物が、i-Podに入っている１曲を書き留め

観客にも、１曲の曲名を書き留めてもらいます。

演者の入り込む余地のないこの状況で、互いの曲名が一致します。



Reverse Logic

カードマジックを「逆」に行ったらどうなるのか？

そんなチャレンジングなストーリーラインです。



最初に行うのは、不可解な動作。

でも、手順が進むにつれて、その意味が分かります。



カードが当たり、順番も揃い・・・



Hitchcock

不安と驚きをカードマジックに込めたら？

そんなコンセプトでのカードマジック。



最初に１枚のカードを４つに切ってテーブルに置きます。

この破片には一切触れません。

４人の観客に１枚ずつ選んでもらい、デックの適当な所に返してもらいます。

そしてデックをよく混ぜて広げていくと、４枚のカードが表向きで出てきます。



さらに抜き出すと、１コーナーのみなくなっていて、先ほどの破片を見ると

覚えたカードの物、もちろん一致します。



Bill in Lemon

まさに題名の通りのトリックなのですが、レモンの出現から驚かされるはず。



Any card at Any at page

アニーカードエニーナンバですが、とてもフェアでありつつ

演者に負担がない流れです。



Bandage Routine

実はジョシュ、大事故で片腕のマジシャンになる寸前だったそうです。

その時に、片腕でできるマジックは？と考えたもの。



観客から複数のものを借りて、その位置の予言を行います。

そして、いつの間にか腕時計が包帯を巻いた腕に・・



Around the World

世界中でレクチャーをしてきて、その地域風なカードマジックを

行っていきます。

流れとしては、マルチカードレベレーションですが、巧妙な流れになっています。



and Extras

ルイスとのインタビューなど





彼のワンマンショーである「アンリアル」です。

場所はポルトガルのコインブラ、基本的にはカードトリックばかりで

構成されているショーですが、実に面白い！



オープニングの会場の観客への注意から引き込まれていきます。

映像をうまく使い、観客、演者、そして映像の中に出てくる人物と

互いにコミュニケーションしながらのステージショーです。



ショーをそのまま撮影しているので、実は上手くいっていない

部分もあるのですが、そのフォローも含め見ていて勉強になります。





DISC 2 - PARLOR MIRACLES

Note on Preparation

マジックをする際の準備に関して。

道具に対しての、ジョシュのスタンスが分かります。



Inferno

商品にもなっている「インフェルノ」の演技です。

巧妙なマジシャンズチョイスを利用しているので、セリフは非常に重要。



cornered Complete

お札の角を破って、そのお札が移動し、さらに復活するという一連の手順。

非常に合理的なセットアップと、ある意味で容赦のない準備（笑）。

ギミックひとつ使わずに達成できるので、ある意味いつでもできる手順です。



Sherlock

全くヒントもない状況下で、シャーロックホームズのように複数のことを

当てていきます。



４人の観客のうち、１人が犯人、その人が複数のデックから１つを決めて

１枚のカードを選びます。

演者は目隠ししていて、何一つ見えていないのに、犯人、デック、カードを

全て当ててしまいます。



方法論は極めてシンプル、さすがジョシュアジェイです。



Coins and Glass

３枚のコインを取り出しグラスに入れていきます。

３枚目のコインは、演者もグラスから離れた位置でコインが入った

音がします。

そして、いつの間にか、演者の腕には・・・



Trash to Treasure

ガラクタが、宝物に変化する、そんなトリックです。

原案はデビットロスのワイルドコイン、でもジョシュが演じると全く異なる

ものになりました。

最後には、オチまでついていて、それを達成する道具が面白い発想です。



and Extras

ルイスとのインタビュー



スタンドアップでの演技です。

カード、コイン、お札とバラエティに富んでいて

非常に面白いアイデアを多用していますので

見ていても、解説を聞いても楽しめる作品ばかりです。





DISC 3 - CLOSE UP MAGIC

Prism and Phantom Deck

商品である、プリズムデックとファントムデックを連続で演じています。



Trumped Triumph

ジョンバノンの「ストレートトライアンフ」の改案です。

表裏混ぜたデックが一瞬で、１枚を除き完全に裏向きになり

そして、表向きだった１枚のカードのマークと同じカード１２枚が

表向きで現れます。



ハードなシャッフルが必要ですが、視覚的に強力なトライアンフです。



Totally Triumph

表裏混ざっている状態から４枚のＡを取り出し、最後の１枚は

トライアンフのように逆向きで現れます。



巧妙なセットとテクニック、リズムが非常に重要になるトリックです。



Back in time

ジェイ・サンキーとラリー・ジェニングスのアイデアの融合です。

カードを表裏混ぜますが、時間が戻り、しかも相手がカードを引いた時を

見事に再現しています。



Prediction piece

観客にカードを破ってもらい、それらの破片から１つを選ぶと

封筒に入れてある予言と一致している。

ここまでならありそうですが、予言のカードのコーナーが無く、残った破片と

一致し、そのまま封筒に入れて、予言のカードもプレゼントできてしまうというもの。



準備の巧妙さ、最後のクリーンナップなど、考え抜かれたものです。



Signs

不思議な一致現象です。

デックを２つに分けて、観客に自由な山を選んでもらいます。

そこから観客も見ないで１枚を選び、残りは混ぜて演者に戻します。

演者はそこから３枚を取り出し、これらがヒントのカードですと言います。

ヒントのカードの通りに情報を集めると、確かにカードが当たっています。



観客の心理を巧みに誘導して、大胆なギミックを見事に使っています。



Blind man's Bluff

「I Dream of Mindreading by John Lovick」の改案ですが

相手の自由に思ったカードがきちんとあらわれ、残りが白いという現象になります。



これも非常に手の込んだ仕掛けのしてあるデックになります。



Tripre thought of card

３人の人が自由に思ったカードを当ててしまいますが、その中にマジシャンも

含まれている、というのが巧妙で面白いトリックです。



and Extras

ルイスとのインタビューがあります。

また、様々な分野の突出した人とのインタビューもあります。

（個人的には、セス・ゴーディンが出ていることに驚きです）



クロースアップマジックです。

テーブルを前にしての演技がほとんどで、今までにリリースされた

トリックも多いです。

プリズムデックやトータリートライアンフ

「I Dream of Mindreading by John Lovick」の

改案なども、この巻に含まれています。





DISC 4 - REAL SECRETS

Ace in hand

ヘンリークライストエースの改案です。

テーブルを使用せずに、よりカジュアルに演じられるようになっています。



Waltzing cheek to cheek

アニバーサリーワルツ＋チークＴＯチークのトリックで

２０回くらいは連続で演じられる、という実践的なトリックです。



手順中でリセットされてしまう流れは、非常に面白く実用的です。



Discreet Displacement

コレクター現象です。

使用しているテクニックのために、準備の動作が非常にシンプルで

テーブルなど使用せずに手順が進みます。



Kings all over

前のトリックで使用しているテクニックをさらに応用。

枚数違いのパケットで、トランスポジション現象などを行っています。



Diamond Cut

相手のサインしたカードから、マークだけが切り抜かれて現れます。



ブードゥーの話をして１枚のカードを選んでもらったらサインして

デックの中に入れておきます。紙ナプキンの端を破ってそこにも

相手にサインしてもらい、マッチで燃やします。



すると、カードのマークが切り取られて現れます。

デックを確認すると、裏は真っ黒に煤が付いていて、マークの切り取られた

カードが１枚・・・もちろん、相手のサインしたカードです。



Oil and Water

４枚のＡと４枚のＪを使ってのオイルアンドウォーター現象です。

既に、雑誌などで発表されている流れですが、さすが上手い！



Card in Ring

ジェイ・サンキーのトリックを元にしています。

指輪を借りて、ケースへ入れておきます。１枚のカードを選んでもらい

デックを確認すると消えています。

ケースを見ると、カードが丸まっていて指輪がはまっています。

もちろん、相手の覚えたカードなのです。



Three coin vanish

３枚のコインを次々と消していきます。

最後は両手が空であることも示せます。



Royal Assenbly

２段階でのアセンブリ現象です。

１段目がＡアセンブリ、２段目がロイヤルストレートになります。

分かりやすい流れだと思います。



Haunted Pack

デックに入れたカードが自動的に飛び出てきます。

方法としては、ジョンジョージの方法とほぼ同じものです。



Coins under Card

カードとコインの手順ですが、思わずヤラレル手順でしょう。



１枚のカードを取り出しますが、ビキニの女性が描かれたカードです。

そこに気が取られるでしょ？と言っていると、いつの間にかコインが現れます。

そして、また１枚、もう１枚と合計３枚のコインが現れます。



次にコインを１枚ずつカードの下に移動させていきますが、３枚目の際には

コインが全てチャイニーズコインに変化しています。

そしてコインに気が取られていると、カードの女性が変わっているのです。



Techniques

 Bluff shift work

 False cut bluff Shift

 Bottom Deal

and Extras



彼が得意にしているマジックを解説しています。

ヘンリークライストのエースや、アニバーサリーワルツ

オイルアンドウォーターやホーンティッド・デックなど

メジャーなトリックの改案や、いくつかのテクニックに

関しても詳細に解説しています。



もちろん、いつものようにルイスとのインタビューもあります。

なんとジョシュア・ジェイは、大事故を起こしマジシャン生命も

危ぶまれていたほど・・・



そういった彼の人生も、このDVDセットの中では垣間見れる物になっています。



＜内容品＞



演技＆解説DVD　４枚組　英語（日本語字幕付き）



※字幕の一部には漢字の『一』などの文字が抜けていますが、

　　意味はご理解いただけますので、ご了承ください。