隠れた名作に、日本語字幕が付きました!
「ウケる」要素を分析、そしてライブでその検証 見た目とは反対に、非常に計算された6手順解説 演技、理論、解説+αと4部構成になっていて 2時間半以上にわたるボリューム満点!
シリアスリー・シリー
マジックを人前で演じる、そんな方によくあるのが ボランティアなどで幼稚園や老人ホームに行って演じる などといった状況での演技だと思います。
大人にマジックを演じているのなら、何かあっても相手は冷静に 対応してくれるでしょうけど、子供を相手にしている場合にはどうでしょうか? 特に幼稚園位の子供を相手にマジックをするときに苦労したことはありませんか?
難しいトリックはもちろん分かってくれないでしょうし、1度暴走し始めたら コントロールできないものです。
2,3人だったらまだしも、十数人にもなってきたら、もう手に負えません。 泣き出したり、騒ぎ出したり、いきなり道具に触りだしたりと・・・ 慣れていない人なら、恐らく途方に暮れてしまうでしょう。
そんなモンスターのような子供たちを特に相手にしているマジックの分野が アメリカにはあります。「キッズショー」などと言われるもので 幼稚園や誕生日の際にマジックを演じるものです。
子供専門プロマジシャン? デビット・ケイ
この分野を得意にしているマジシャンも多数いて、特にアメリカではプロにとっての 大きな市場になっています。 その中でもデビッド・ケイはニューヨーク在住のキッズ・ショーを得意とするマジシャン。
「シリー・ビリー」のキャラクター名でニューヨーク中の子供たちに有名です。 20年を越えるキャリアのなかでブルース・スプリングスティーンやスーザン・サランドン マイケル・J・フォックス、マドンナなど誰もが知っている多くの有名人たちを クライアントに持っています。
「子供向けエンターティナーの最高峰」としてニューヨークの主立った雑誌の ほとんどで紹介され、ホワイトハウスを含めた世界中で演技をしています。
また「マジック誌」「ジニー誌」「MUM誌」の表紙にもなり、「マジック誌」では 8年にわたってキッズマジックに関するコラムを連載。
このDVDと対になる著書「シリアスリー・シリー」の中でテリー・ハーバートは 「子供向けエンターティメントの方法を書いた本のなかで 最高の一冊!どんなに高く評価してもしすぎることはない」 と絶賛の言葉を贈っています。
そんなプロ中のプロが、自らの演じている手順とその背後にある実戦的な理論を 惜しげもなく公開してくれます。 日本語字幕版のオープニングですが、動画をご覧ください。
また、HIRO SAKAI氏は日本語版DVDに次のコメントをくれました。
『もし、あなたが子供向けのショーをするならば、
これを見ないという選択肢はない、と断言できる。
そして、子供向けのショーをせずとも、ショーをする人なら、
見たほうが絶対に良い。
そのことは、このDVDの冒頭に述べられている次の言葉を聞けば、
納得いただけるだろう。
「魚をあげれば1食分だが、釣り方を教えれば一生の食を与えられる」
そう、このDVDは釣り方を教えてくれるのだ。
しかも、沢山の子供という大海原での、お手本の釣り方まで映像で収めてある。
ただし、あなたがプロならば、このDVDを見たり買ったりしてはいけない。
なぜなら、僕が困るからだ。
それほどのDVD!』
その内容に関しては、このように海外国内のプロが認めるほどの物であることは ご理解いただけるのではないでしょうか?
日本語版トレーラーのオープニングだけですと、内容が分かりにくいので 英語版のトレーラーですが、参考にしてみてください。
全体は大きく4部構成になっています。 まずは6つのパフォーマンス
バニシング・コーク・ババ 「コーラが消える」と言いますが、マジシャンの予想もしないことが 次々と起こります。 扱う道具の意味合いや、その製作法なども丁寧に解説してくれています。
ミルクピッチャー・プラス 古典のマジックですが、子供に大うけしています。 ウケるだけではなく、非常に不思議に見える手順です。 そして、このウケは子供のためばかりではないことを教えてくれます。
クリスタル・シルク・チューブ シルクを筒に入れて噴き出すと、つながっているという手順ですが ここでも、コメディの要素を入れて子供たちを楽しませてくれています。 ドリフの「志村、うしろ!」的なノリで子供たちが突っ込みます!!
プレジデンシャル・ミスメイド・フラッグ シルクがアメリカの国旗になるはずが・・・ 現象の前に、子供たちに質問をします。実はこれにも重要な意味があります。
ブレッド・トリック 英語の言葉遊びがあるトリックですが、流れとしては、シルクの色を変える という手順。小道具の使い方が非常に優れています。 子供の心理を見事にとらえて、「シルクの色が変わる」というシンプルな手品を エンターテイメントに変えています。
そこで使っている小道具ですが、1つは「フェザーダスター・ウォンド」。 よく高級車のほこりを取る時に使う、毛バタキですが、ウォンドの形をしています。
実際の演技では、こんな感じ
そして、「シリー・ウォンド・トリック」伸縮性のあるウォンドです。
比較対象のために、ポーカーサイズのデックを並べてあります。
演技では、こんな感じ。
伸ばしたり、曲げたりして、子供は大喜びです!
そして、3つ目は「ジャンボ・インフレータブル・ウォンド」 空気を入れて膨らませるものです。
演技では、膨らませて持たせます。
ワールド・グレイテスト・カラーリング・ブック このカラーリングブックだけで、一体何分演じているのか? プロマジシャンが見て「すげーなあ・・」と言わしめるほどの手順。 もちろんその間、子供はこれっぽっちも飽きていません。
これだけのライブが完全に載っているだけでも、かなりおススメできるもの ですが、それぞれに対しての詳細な解説とその中の演技に関して理論的な解説。 オマケのボーナスの映像(ふざけ倒しています(笑))。
単なるキッズショーのDVDではありません!
今までにも、キッズショーに関してのDVDは少数ですがありました。 ダン・ハーランのものや、ダン・ギャレットのものなど どれも高評価のDVDではありますが、ここまで詳細に理論を説明し それを実際に演じている映像を映しているものはないでしょう。
「日本じゃキッズショーなんてできないよ・・」 と考える人も多いでしょうが、そういった考えでこのDVDを見過ごすのは 非常にもったいないです。
もし次のような事柄に興味があるなら、このDVDを見ておくべきです。
キッズマジックとアメリカでのスポーツ観戦の共通点とは? 見ている人を飽きさせない手法は、全く変わらないことが分かります。 これを知っておくと、手順構成に非常に役に立つことでしょう。 魔法は日常にあふれている、とは? だからこそ、マジシャンが力点を置くべき部分はどこなのか、デビット・ケイは 演技と理論で証明してくれています。
笑いの要素になるものは何なのか? いくつかの例を挙げて、手順中でどのように使っているのか解説。 これを知ると、デビット・ケイが笑いに対して、いかに真面目に取り組んでいるのか それを感じることでしょう。
「志村、うしろ!」的なリアクションの意味 特にキッズショーでは、この要素が重要になってきます。 おまじないをかけることも、「手順の大切な要素」であることが分かるでしょう。
子供に「やっちゃダメ!」と言ったら? コントロールできないと思われがちな子供のリアクションですが デビット・ケイは完全にコントロールしています。もちろんそのコツも伝授。 子供に理解させておかなければいけないこととは?
ハリウッド映画の真髄をキッズショーへ? シナリオ構築の秘密ともいえる考え方ですが、これを意識すると手順の 流れを滑らかにできるでしょう。
2パターンのエンディング、その違いとは? 手順のエンディング・パターンは2種類。それらを組み合わせて使うことで 全体として、より濃淡のある演技になります。
キッズショーの対象と、その目的 これこそプロとしての部分です。趣味ではなく仕事としてマジックをとらえている からこその言葉です。
見ている子供の親に与える、最高のプレゼントとは? このプレゼントを提供できるマジシャンは、引っ張りだこになれるマジシャンです! キッズマジックを行う真骨頂の部分です。
今回は、演技中で使用している3種類のウォンドも準備しました。 恐らく演技を見たら、絶対に欲しくなってしまうことでしょう。
もちろん、単品として演じても面白いと思いますが、重ねて演じることで より笑いの取れる手順になるでしょう。
適切な使い方に関しては、DVDで解説してくれています。 ウォンドは別ページにて販売いたしますので、ぜひ合わせてお買い求めください。
シリー・ビリーウォンドシリーズ→
子供を相手にマジックをする機会のある方なら、絶対に買って損の無い内容です。 また、レストランなどで演技する人にもお勧めできます。 全体の構成を考え直す、いいきっかけにもなるでしょう。
ウォンドも同時に購入を考えている方は、お早めにお買いになることをお勧めします。 (フェザーウォンドは若干少なめです・・)
今まで日本語になってなかったことが悔やまれる内容ですので ぜひしっかりと見て、学んでください。
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